トマムに3泊4日・JAL北海道
(平成12年度冬休みの旅行)

旅行の準備

いつものように突如北海道スキーツアーに行くこととなり、ツアー探しが始まったのが12月入ってから。パンフレットを集め、JTBでいろいろ調べてもらった結果、ファミリープランの設定があるJAL北海道で、冬休みの日程に合っているコースで唯一空きがあったのがトマムでした。(1月4日〜7日)朝夕食付き3泊4日でしめて330,000のツアーです。さらに今回はスキー板とスキーブーツ(あわせて荷物3個口)を宅急便で送ったので往復で約1万円、羽田空港までの往復は荷物と時間を考えて自動車にしたため空港での民間駐車場代10,500円(税込み)がプラスとなりました。(ちなみに、実際にはこれ以外にリフト券やスキースクール代、昼食代、お土産代などがかかっています。)

荷物はスキーのために必要なものがプラスされるため、まずは実家から小型のトランクケースと布製のキャリーバッグを借りてきました。スキーなので普段と比べて特にプラスされたものは、

これらのうち、4人分のスキー板とストックをスキーケース2つに無理矢理詰めこみ、スキーブーツとスキーパンツをスキーバッグ1つに詰めて宅急便に託しました。ゴーグルやスキー手袋などもスキーブーツの中に詰め込んでつぶれないように送ってしまいます。1月4日から滑るので、1月3日中に着くために元旦の夜7時までに出せばいいというのはかなり便利なものです。そもそも、元旦もやっているところがすごい。さすが黒猫ヤマトはいいサービスを提供してくれます。

ちなみに、スキー板とストックは本当は一人分いくらの計算らしいのですが、結構無理矢理詰め込んでいる荷物も多く、問題にはなりませんでした。

旅程

第1日目

フライトが成田発6:30JAL501便という非常に早いものなので、一応余裕を見て1時間前には空港に行けるようにしました。親は4時台に起き、家を出たのが5:30過ぎ。車は出発ゲートのところで引き渡しという楽なプランでしたので、ゲートの手前で少し混んでいたもののすいている横羽線から直行で順調に航空機チェックイン。

JR札幌空港駅で写真を撮ろうとして、レンズ付きフィルム(いわゆる使い捨てカメラ)を飛行機に忘れてしまったことに気付きました。すぐに空港カウンターに戻って調べてもらいましたが、残念なことに出てきませんでした。飛行機内で2枚撮っただけなのが不幸中の幸いでしたが。

札幌空港に着いたときにはわかりませんでしたが、JR乗り換えの南千歳駅が吹きっさらしで寒いこと寒いこと。これと、特急に乗ってから雪景色が続くのを見て北海道に着いたことを実感しました。トマム駅ではトマムリゾートエリア専用の横幅が普通の倍以上はあろうかという大きなバスでホテルに直行。お昼頃でしたがすぐにチェックインできたので、昼食はパニーニを頬張った後早速午後のひと滑りに出発しました。

夕食はお目当ての海鮮市場に出発。海の幸が食べ放題というここは人気ナンバーワンのお薦めレストランです。とにかく、他のものには目をくれないで、毛ガニだけを大量に仕入れてまず殻をとってしまうことをおすすめします。もちろん他のものもおいしいですよ。

第2日目

残念だったのは、朝食のレストランがやけに混んでいたこと。ここトマムリゾートは、全般的に食事の施設が少なく、どこも混んでいます。私たちの泊まったヴィラスポルトはこのレストランと、初日にパニーニを買ったテイクアウトが主体の軽食の店の二つしかありません。

というわけで、気を取り直してゲレンデに出ました。昨日から止まったままのホテル目の前の第2リフトはあきらめて、隣のリフトまで歩きます。この日は4人で一緒に滑ったのですが、中級ゲレンデをプルークボーゲンですいすいすべりおりることのできる賢人はいつも待たされていました。知紗は初級ゲレンデならボーゲンで降りられますが、初級ゲレンデと名が付いていてもリフトを降りたすぐが急になっていたりして、私が一緒でないととても危険なので賢人の相手ができませんでした。

午後は早めにあがってVIZスパハウスという室内プールに行きました。ツアーに付いていたためですが、時間で区切って波のプールになることもあり、子供たちは堪能していました。

夕食はカナディアンハウスでステーキにしました。ここのステーキはサーロインでもとても柔らかく、子供たちには一番評判が良かったです。

夕食後はお目当てのアイスビレッジへ行きました。レストランに並んで時間が遅くなったので行くのは明日にしようかと提案しましたが、知紗は夕食で大好きなテレビ番組のハム太郎を見るのをあきらめたので、絶対行きたいといいます。そして、確かにそれだけの価値がありました。常に氷点下の極寒の気温のなせる芸術です。氷の透明感と、大きな構造物の中に細かな家具や像が配置されている様は、まるで氷人間のすみかのようでした。

第3日目

今日から子供たちはスキースクールに参加することにしました。賢人は4級を目指して検定チャレンジに、知紗は午後からスーパーキッズへ。ここのスクールは、今まで参加したところと違い、リフト券を別途負担する必要がありません。

知紗はそれに先だって、午前中に一回特訓でリフトに乗る練習をしました。というのも、スーパーキッズはリフトに一人で乗れなければいけないからです。たぶん成果はあったんでしょう…

子供たちの手が掛からなかったので、私たち夫婦は午後はお茶をしました。(飲み物はスキーツアーのサービス券で無料。)でもどじなことにスキー帽をそこに忘れてしまい焦ってしまいました。(夕食の前に取りに行けましたが)

昨日情報収集したとおり、今日も夕食(中華を予約しました。第一希望は別だったのですが、予約でいっぱいだったので。早めの予約をおすすめします。)後再びアイスビレッジへ。犬ぞり体験するためです。犬のリーダーは「メガネ」といって、目の回りに模様のある犬でした。

最後にラウンジによってケーキを。ここは昼間にお茶をしたところで、スキーツアーのサービス券で子供はケーキセットが、大人はソフトドリンクが無料だったためとても安くすみました。 しかもケーキなど。

第4日目

今日も目一杯スキー。まず賢人は午前中バッジテスト、知紗は一日スーパーキッズでスキースクールに。賢人は見事に4級に受かりバッジをもらいました。午後一緒に滑りましたが確かに上達しているようです。

後で聞いたところによると、今日は知紗は一人で何回かリフトに乗ったらしいのですが、最後の一回だけリフトから降り損ねてリフトを止めてしまったそうです。というのも前の子供がうまく降りられずに係員に降り場から坂の下まで付いていってもらったせいで自分が降りるのを手伝ってもらえなかったからだそうです。それでもその1回以外ではうまく一人で乗ることができたそうです。

もうチェックアウトは済ませてあるので1畳ほどの狭い更衣室でパッキング。無事完了。トマムでは施設的に夕食がとれなかったので空港までの帰りの電車で何とか駅弁を確保。

鼻が詰まっていたせいか、急降下のせいか、賢人が初めて飛行機で耳が痛くなりました。

羽田に着くと、雪が降っていました。北海道にいたときは全然雪に振られなかったのに、なんとも皮肉なことです。

トマム評価

怒る客、寒い室外、お寒い施設

トマムでは怒って係員と言い争いをしている客を2回見ましたし、それ以外にも不満を言っているところを何回もみました。具体的には、

  1. リフト券売場で、リフトが4時までなのに、3時過ぎに1日券を売りつけられたと怒る客(確かに、一言いえばいいのに)
  2. 犬ぞり申し込み待ちで、寒い夜の屋外で申し込み待ちのために30分も並ばせ、整理券も発行しないと怒る客(私は前日の偵察で寒いのがわかっていたので完全装備にカイロ3個でしのぎました)
その他前述の朝食のレストランで収容人数に比べ少ない施設のため長蛇の列となっているときや、ステーキハウスで待つ客は数人を除いて全員屋外に並ばなければいけないことなど、ちょっと首を傾げることが多かったです。

ここトマムでは、室内、レストラン、ロビーを除いてはすべて屋外と考えた方がよく防寒着は必須で、それには海鮮市場やレストランモールの待ち時間、犬ぞり申し込みの待ち時間、スカイウォーク(ホテルとホテルをつなぐ連絡通路)等が含まれます。確かに一部には防寒着着用との注意書きがありますが、注意書きで済ますのではなく何らかの施設での対応を考えるべきだと思います。とにかく、こちらの寒さは半端ではないのですから。

施設の数にも問題があると思います。ホテルによっては館内にレストランやカフェがないところもありますし、スキー場にあるリゾートホテルのくせにスキーブーツで利用できるところが2箇所しかないのです。(リゾートセンターとスキー場中腹のレストハウス。ただ、このレストハウスはおすすめです。ビーフシチューが絶品。)ただし、これには裏技があって、館内用のスリッパを借りてブーツはクロークに預けられます。

ゲレンデのリフトはキャビン以外はほとんど待たされることがないのに、それに比べてレストランでは妙に待たされました。

その他気になったこと

以下のようなこともありましたので、心の準備が必要かも。
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