連邦の経済

データ少佐>艦長、フェレンギの商人から荷物が届きました。

ピカード艦長>ワームホールの使用権をめぐってもめているこんな時期にいったいなんだ…(ごそごそ)

デ>どうやらそれは、ラチナムのようですね。

ピ>いかん、こんなものは受けとれん。データ、送り返してくれ。

デ>どうしてですか、何か問題でも。

ピ>明らかにこれは賄賂だ。

デ>賄賂。見返りを期待して当事者に金品を送ること。しかし艦長、お金が関係なくなった現代の連邦では、ラチナムになんの価値もないと思いますが。

ピ>それは表向きだ。経済活動は艦隊内でも現としてある。

デ>人間はどうして物事に表と裏を作りたがるんでしょう。

ピ>それが人間というものだ。どうしても建て前と本音というものができてしまう。必要な嘘というものもあるものだよ。

デ>うーん、よく理解できません。

ピ>たとえば、苦手な子供ともつきあったり、相性の悪い上司や横柄な大使級の人物も歓迎しなければならないだろ?

デ>あぁ、なるほど。

ピ>まぁ、うちの船には「地獄から来た母」の娘さんもいることだし、よけいなことを考えているとすぐばれてしまうからなぁ。

デ>それはトロイ親娘のことですか?いや、いいんですよ、黙っておきますから。実例を見せていただいてとても納得できました。(と、冷静に)

♪ちゃんちゃん



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