音楽の名手音楽の名手

セブン>音楽とは何だ?

ドクター>芸術の一つだよ。

セ>芸術は無意味だ。

ド>そんなことはない。芸術は作者の自己主張であり内面を表すものであるとともに受け手に感動を生むものだ。この相互作用が無くては芸術ではない。

セ>そうか。しかしそれから何も生み出さないぞ。

ド>そんなことはない。優れた芸術と接することでリラックスしたりインスピレーションを与えられたり。生産性や精神衛生を向上させる効果がある。

セ>そういうものか…どうもよく理解できんな。

ド>そんなことはない。君も今は一人の人間だ、集合体意識ではない。素直に受け入れて感じるままに楽しむといい。

セ>だが、受け手に受け入れられなくなったときの芸術家は悲惨だな。

ド>そうだな。結局彼らは技術は我々より進んでいたが芸術は理解できない種族だったのかもしれない。どうやら彼らは方程式のような理詰めのものを好んでいる。あれならまだ、先人に学んで芸術を理解していたデータ少佐の方がましというものだ。

セ>データ少佐?…連邦の士官。アンドロイド。サイバネティクスの権威、スン教授作。なるほど。

ド>まあ、その件はもう言わんでくれ。

セ>すまん。その記憶だけ消そうか?

ド>いやいや、こういう経験こそが私を芸術家として豊かにしてくれるのだよ。

セ>さすがはドクターだ。私の教師だけのことはある。


♪ちゃんちゃん

茶化す気になれなかったので…(か)



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