指輪戦争(SPI社)キャラクターゲームリプレイ第三回

最後の戦いのつもりでもう一度だけやってみました。
今回は旅の仲間側のマジックアイテムの引きが良く、全てのエルフの剣が手の内に。闇の勢力側はまともに戦うと自軍もジリ貧になりそうです。
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霧降山脈の霧が晴れなかったため、二隊に別れ、ガンダルフ・アラゴルン・フロド組がモリアの坑道を抜けます。サウロンの手下はシェロブ、灰色のガンダルフに一蹴されます。待ち受けていたナズグルが続けて襲い掛かりますが、三体ともあっさり魔法の餌食に。ガンダルフの傷も二つで済んでしまいました。
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順調にロリエンに入る旅の仲間。
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ここで闇の力側の油断をついて、旅の仲間はロリエンのマジックアイテムにわき目もふらず、いきなりエルフのボートに乗り込み南下しました。一気にミナス・モルグルの近くまでたどり着きます。
闇の力は川氾濫カードを持っていたのですが、まだ早いと使わなかったのでした。
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その後ミナス・モルグルの坑道のサウロンの手下は噂でしかなく、続けて三回とも捜索に失敗したため旅の仲間はあっさりオロドルインにたどり着き、皆が見守る中フロドが指輪を火口に投げ込んだのでした。
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実は闇の力側はゴラムカードも持っていたのですが、一度もゴラムが闇の力の支配下にならず使えなかったのもアンラッキーでした。
サウロンの口やサルーマンも役にたたず、捜索もエリアが合わなかったりナズグル三体でも旅の仲間5人が見つからずと、ほとんど戦闘にもなりませんでした。
こうなると、未発見の隠密状態でオロドルインに着けばいいだけですから、旅の仲間側にしてみれば楽なものでした。
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指輪戦争(SPI社)キャラクターゲームリプレイ第二回

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今度はリーヴェンデールでエルフの外套、ロープなどを手にし、霧のはれた霧降山脈を一路東へ向かった旅の仲間一行。偵察に出たボロミア一行だったが、何と運が悪いことにそこにいたのは最強最悪のサウロンの手下、バルログだった。あっけなくボロミア以下ギムリ、メアリドク、ピピンが討ち死に。その後応援に入ったアラゴルン一行は灰色のガンダルフが先頭に立ったが魔法の効きが悪く苦戦、それでも何とかバルログを倒すことに成功した。

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山脈を抜け執拗に探索を続けるナズグルをかわしながら、順調にリーヴェンデールに入る。東の街道に向かう途中で一度ナズグルに発見されるが、一旦森に戻って身を潜めることで潜伏状態に戻り、その後一気に街道を南下してオロドルインへ近づいた。途中ゴラムは暗黒の力の手に落ちたが、指輪を奪う機会を伺うもののチャンスに恵まれず、そのままオロドルインの北へ。

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ところが運悪くそこでホビットがタバコの樽を見つけてしまい、街道上にも関わらず一週間で2ヘクスしか動けない。そこにナズグルは待ち構えていたが、結局捕捉に成功したのはミナス・モルグルの坑道内だった。最初バロウ・ワイトが立ちふさがるがガンダルフがあっさり撃退。しかしその後ロード・オブ・ナズグルとゴスモグという強力タッグを相手にして、まずガンダルフがたおれ、次にアラゴルンも相討ちにあった。

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そのあと残った一行はオロドルインを目指したが、何とそこに先回りして待ち構えていたのがナズグル三体。ミスリル鎧を身にまとったサムが激しく抵抗したが結局数におされて倒れ、ナズグル相手では指輪で身をかくすこともできないフロドもあっさりとナズグルの餌食となってしまった。指輪はナズグルがそのまま奪い、サウロンの手に落ちたのだった。ここに暗黒の力は究極の力を手にし、暗黒の時代が幕をあける。

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というわけで、バルログやロード・オブ・ナズグル、ゴスモグに戦力を削られた旅の仲間は、最後にオロドルインで待ち伏せされ全滅してしまいました。移動の最後に同じヘクスにいなければ戦闘にならない上に、未発見の状態では暗黒の力はそのヘクスに進入できないわけですが、ミナス・モルグルの坑道やオロドルインのようにほぼ必ず止まらざるを得ないヘクスであらかじめ待ち伏せすれば、戦闘は必須となります。その際エルフの剣やミスリルの鎧などが無い状態で旅の仲間と闇の力が戦うと、ガンダルフやアラゴルン以外ではなかなか分が悪いようです。

それ以外にも、捜索フェイズや旅の仲間フェイズで発見され、その後他エリアに出られないと発見された状態が維持されます。闇の力プレイヤーにすればこれは攻撃のチャンスで、ナズグルを送って攻撃を仕掛け、戦力を削ることができるわけです。
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指輪戦争(SPI社)キャラクターゲームリプレイ第一回

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リーヴェンデールでグラムドリング・スティングの剣二振り、レンバスを手にした旅の仲間9人は、霧降山脈の霧が晴れないことから通り抜けを断念し、ガンダルフ・アラゴルンをリーダーとする5人と、ボロミアをリーダーとする4人の二手に分かれて山脈を南に下った。
(ミスティ・パスはイベントカードがないと通過できません。ただし、ロヴァニオンの森の中の街道を抜けていくのでなければ、モリアの坑道を利用してもロスロリエンに行けますのでミスティ・パスにこだわる必要はありません。また、ボロミアのイベントカードがあると指輪の争奪が始まってしまうため、フロドと切り離すのが定石です。)

入り口で待ち構えていたナズグルの探索を逃れると、そのままモリアの坑道に突入。サウロンの手下がいるというのはただの噂で、無事山脈を横切り東側に出た。そこでさらに待ち構えるナズグルの群れの捜索を再びかわし、一行はロスロリエンに入った。
(旅の仲間を発見するまではナズグルはそのヘクスに入ることができないため、待ち伏せしてそのあたりを飛び回るしかありません。しかもたとえ発見できても捕獲することはできず、戦闘によって殺害を試みるのみです。なお、ロスロリエンで得られる魔法の品はパランティアのほかに一つだけですので、史実と異なり無理に訪れる必要はありません。)

ここでパランティアと飛蔭を賜ると、そのまま大河アンドゥインを横切って東の街道に向かった。その途中でとうとうナズグルに発見され、4体のナズグルが一行に襲いかかったが灰色のガンダルフの魔法がさく裂し、傷二つを負うのみですべてのナズグルを退けたのだった。
(通常戦闘ではよほど戦力差がない限り自分も被害を受けることが多いですが、魔法による攻撃は、それ自体では自分が被害を受けることがありません。ただし、魔法同士の場合は差分だけが被害になり、どちらか一方のみが傷を受けます。また、魔法は自分の傷によって戦力が低下することがないというメリットもあります。)

さらにナズグルは街道南、モラノンの門近くで一行を待ち受けるが、発見され戦闘に巻き込まれるのを恐れた一行は速度を落とし、翌週になってから一気に南下、途中ミナス・ティリスに寄ってガラドリエルの玻璃瓶を手に入れるとミナス・モルグルの手前まで到達した。ここでついに再度ナズグルに発見され、残るナズグル5体がすべて一行に襲いかかる。さすがのガンダルフもナズグルの猛攻に倒れるが、その後を引き継いだアラゴルンはグラムドリングの力を手に、軽傷は受けるものもナズグルの撃退に成功した。
(移動を終えた場所にナズグルがいると、その移動によって発見され、そのままダークプレイヤーターンで戦闘になってしまいます。移動の途中であれば発見されてもナズグルなら捕獲される恐れはありませんし、そのままやり過ごして他のエリアに抜けてしまえば発見は解消され再び潜伏状態に戻ります。なお、エルフの剣を持ったアラゴルンの戦闘力はかなり高いですので、ナズグルは魔法を使って攻撃した方がいいかもしれません。)

ここで旅の仲間は賭けに出た。アラゴルンがフロドだけ連れ、一気にトンネルを抜けようとした。だがそこに現れたのはトロルで、なんと相打ちになってしまう。
(飛蔭やエルフのブーツ・ボート、レンバスなど一気に移動できる魔法の品があります。サウロン側は嵐や洪水などで積極的に移動を妨害しないと、オロドルインに向けてどんどん進まれてしまいます。特に、本来速度を落とすはずのトンネルゲートや川、オロドルインですら魔法の品の力でキャンセルされると痛いです。また、地形的な問題として街道を進まれると一気に10ヘクスの移動が可能ですから、これも要注意でしょう。実際のプレイでは、最初飛陰で一気にモルドールに突入しようとしたのですが、飛陰はトンネルを抜けたりモルドールに入ったりすることができないので無駄に終わったのでした。)

その後一人フロドはオロドルインを目指し、レンバスの力を借りて滅びの山までたどり着いた。だがサウロンは最後の抵抗を示し、そこへサウロンの口を急行させる。一度はスティングを手に戦いを決意したフロドだが、思い出した指輪の力で戦いを回避、その足で火口まで一気に進むとホビット特有の精神力で難なく指輪の力に抵抗しその指から指輪を引き抜いて、オロドルインの溶岩の中に指輪を投げ込むことに成功した。ここに中つ国第三期の歴史は終わりを迎えたのである。
(移動力が関係ないナズグルは使い勝手がいいため使い果たしてしまい、結局サウロンの口だけがモルドールに残っていたわけですが、魔法が使えるもののナズグルではないため指輪で隠れられると発見できませんでした。また、フロドのリングレートは5と高く、よほどのことがない限り指輪の力を使ってもすぐ外すことができます。)

今回はガンダルフとアラゴルンの活躍でナズグルを撃退しつつ最後はフロドが自力でオロドルインまでたどり着きました。カードの引きもよく、探索や戦闘時のサイの目も旅の仲間寄りでしたが、闇の力がもっと嵐や洪水を使って足止めし、戦闘で旅の仲間の被害を大きくしていれば違う展開になっていたかもしれません。そういえば、ゴラムの活躍もありませんでした。
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