あくまで初心者向けのパソコン購入ガイド


パソコンを購入するときに決めなければいけないこと

ウィンドウズが使えるパソコンにするか、マックにするか

 パソコンは機械本体そのもの(ハードウェアとか、略してハードとかいいます)と、それに入れるソフト(ソフトウェアの略。プログラムのことです。)の両方がそろわないと使うことができません。両方そろって一つの「パソコン」になります。ところが、世の中にはこの「パソコン」には2種類あって、お互いに互換性があまりありません。機械本体の機能を追加するためにあとから別の機械(周辺機器、と言います。これもハードの一つです。)を購入したり、ワープロのソフトを後から買おうとするときには、自分がもっている機械やソフトにあったものにする必要があるのです。その2種類というのが、「ウィンドウズが使えるパソコン」と「マック(マッキントッシュの略)」です。

 ウィンドウズの方が世間一般では主流です。また、比較的安価にハード(本体も、周辺機器も)を購入することができます。ソフトもいろいろな種類が出回っています。

 ではマックはだめか、というとそうでもありません。外国に比べて日本のマックのシェアは多いですし、よく売れています。(機種別で見ると、2000年3月頃の販売実績ではiMac DVが一位となっています。)ハードと基本ソフトを両方同じ会社が作っていることなどから基本操作などの使い勝手については初心者に優しいといわれています。ブランド力もあり、デザインが優れているといわれます。熱狂的なファンも多く、コミュニティも充実しています。

 結論としては、安く済ませたい人や、最新のゲームやソフトを試したいと思っている人はウィンドウズの方をおすすめします。初心者により優しいものがいいとか、ブランドやデザインにもちょっとは気にかけたいという人はマックをおすすめします。

 ただし、例外があります。周囲にパソコンについて質問できる人がいませんか?いればその人と同じ種類のパソコンにしましょう。あるいは、これまでパソコンを使っていたことがあって慣れているなら、そのパソコンと同じ種類のものをおすすめします。パソコンは家電と違い使い方についてわからないことやトラブルに遭遇することが多いですから、はじめのうちはいろいろと質問できる人を確保することが非常に重要だからです。それに、その人がもっているソフトを試させてもらってから購入するということもできます。(でも、フリーウェア(インターネット等で配布している使用料無料のソフト)ならいいのですが友人が持っている有料のソフトを自分のパソコンにタダでコピーする、というのはだめですよ。)

デスクトップ型にするか、ノート型にするか

 パソコンの形にも、大きく分けて2種類あります。机の上にでんと置いてある程度場所をとり、重いのであまり頻繁に動かすことをしないデスクトップ型と、使うときだけ広げたり部屋を移動できるような小型のノート型です。

 デスクトップ型は常時設置しておく場所が必要になります。そのかわり、表示装置にディスプレイが主流であることからノート型より安価です。(液晶型の表示装置を選ぼうとすれば高くなります。)また、後から機能を追加しようとしたときにハードを本体内に内蔵したり外付けにしようとしたときにやりやすいです。

 これに対しノート型は、使っていないときは小さくしてしまっておくこともでき、持ち運ぶこともできます。表示装置は液晶ですから目に優しいです。ただし、表示装置はデスクトップ型に比べて小さく、表示できる面積が狭いことがあります。(表示面積の大きさは操作性にかなり影響します。)はじめからいろいろ機能の付いているものを購入すればいいかもしれませんが、後から機能を増やそうとしてハードを追加するのが比較的難しいです。

 結論としては、まずはデスクトップ型をおすすめします。しかし、住宅事情や持ち運び用途も考えたいというのであればノート型となるでしょう。


どの機種にすればいいか

ウィンドウズ

 基本ソフトとしてウィンドウズが採用されているものは、いろいろな会社から製品が発売されています。そのため選択が非常に難しいのですが、次のような仕様は満足しているものがいいでしょう。

以上で10〜15万くらいでしょう。さらに、プリンタはあった方が用途が広がります。(年賀状や案内状の印刷の他、大事なデータを印刷してとっておいたり、画面では見にくいものを印刷してゆっくり読むとか、印刷して人にあげるときなどいろいろ使えるものです。)また、ワープロソフトや表計算ソフトがはじめから付属している方が結局安くすみます。(インターネットしかやらない、というなら別ですが。)

 たとえば、ソニーのVAIO PCV-J10V5なら13万前後、IBMのAptiva 27M 2190-7M7(ハードディスク10GB、17インチモニタ、Word/Excel付き)なら13万前後、Aptiva 47J 2188 - 7J5(ハードディスク8GB、15インチモニタ、Word/Excel付き)なら10万前後でしょう。ちなみに、Wordというのはワープロソフト、Excelというのは表計算ソフトで、パソコンをコンピュータらしく(笑)使うならほしくなるソフトです。最新の価格情報は、価格.comがお勧めです。

マック

 マックは価格統制が厳しいのか、どこで買っても値段に差があまりありません。で、インターネットをやるならiMac、ビデオ編集もやるならiMacDVといったところでしょう。アップルコンピュータのサイトに行けば、全部が比べられます。(笑)


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(C)2000 2000年4月9日作成、2001年1月3日修正。