ポジトロニックブレイン

この「陽電子頭脳」というものをメジャーにしたのは、アイザック・アシモフの一連のロボットシリーズではないだろうか。

さて、「電子頭脳」がコンピュータのことでありプログラミングされたことを右から左に送るだけで1と1を入れれば必ず2が出てくるというイメージが強いのに対し、「陽電子頭脳」は不安定な陽電子の崩壊を利用してある程度ランダムな結果が出せ、人間の判断力や創造力・創造力をも再現できる可能性を秘めたマシンであるというイメージがある。データに採用されているのもこのパターンの頭脳である。

データの頭脳はいくつかのブロックに分かれているらしく、特に「ポジトロニックサブプロセッサ」という名称がよく出てくる。多分コアになる「ポジトロニックメインプロセッサ」、大脳皮質の活動を受け持つ部分がどこかにあり、それ以外に付随する機能、例えば外部感覚器とのインターフェースモジュールや前処理モジュール、身体の運動活動を司るモジュール、単純に記録を司るモジュールなどがいくつか分散配置されていて、それらを「サブプロセッサ」と呼んでいるのだろう。
思うに、これらは全てデータの頭部に設置されているようだ。というのもデータの頭部だけが回収されるエピソードがあり(具体的にどのエピソードかは、ネタばれになるため秘密)、その頭部だけをもとにデータの人格・記憶が完全に復旧したようだからだ。


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