敵役(その2・脱線付き)

引き続きTOS時代の話。

その場限りの悪人はもちろん何人も、異星人や異星の生物、ロボット、機械なども含め、登場しているわけですが、何回も登場する人気者(?)もいます。
まず思い出すのは優生人類カーン。そして妙に人気のある密輸商人マッド。(TOS:Mudd's Women, I,Mudd)

ところで、ロミュラン人はクリンゴン人より先に登場していたんですね。TOS:Balance of TerrorとTOS:Errand of Mercyですから。(しかもSarek大使がロミュラン人役で(笑)。つくづく、あの役者さん(マーク・レナード)はバルカン−ロミュラン系の顔立なんでしょうなぁ。しかし、Encyclopediaで確認していたら、ST:TMPではクリンゴン船の船長アマールもやっていたらしい。しかも、当時レナード・ニモイがTOSの第2シーズン以降をおりるかもという話があったらしいんですが、そのときのニモイの代わりになる候補のひとりだったというから驚き。)

スタートレックでは、意外に役者さんが別の役で何回も登場しています。しかもけっこう重要な役で。(ロキュータスや、ロミュラン人ハーフのセラ(Sela)司令官といった、必然性のある配役以外でも。)

サレク役のマーク・レナード以外にも、ドクターポラスキー役のディアナ・マルダーは宇宙生物学者のドクターマルホールとしてNCC-1701のクルーでした(TOS:Return to Tomorrow)し、ミランダ・ジョーンズ博士でもありました(TOS:Is There in Truth No Beauty)。
人気キャラクターのひとりクリンゴン人女性のケーラー特使役のスージー・プラクトンはドクター・セラ(Selar)としてNCC-1701-Dのクルーでした。ドクター・セラはTNG:The Schizoid Manでしか登場しませんが、その名前は船内放送やドクター・クラッシャーの口から他に6回も登場しているそうです。
ノーグ役のアーロン・アイゼンバーグも後にケイゾン人の少年カー(Kar)として再登場(VOY:Initiations)しています。
映画版ゼフラム・コクレーン役のジェームズ・クロムウェルはTNG:The HuntedのネイロックやTNG:Birthrightでジャグロック・シュレック(あの怪し気な情報屋のイリディアン人!これは気が付かなかった!というか、あのメークでは絶対にわからないぞ!)そういえばこの人映画「ベイブ」の飼い主の農夫でもありました(^^;

逆に、クリンゴン人コル(Kor)役のジョン・コリコスはTOSでもTNGでも同じ役者。クリンゴン人カーン(Kang)役のマイケル・アンサーラも同じ。クリンゴン人コロス(Koloth)役のウィリアム・キャンベルも同じ。

でも、チャールズ・クーパーはクリンゴン人総裁クンペック(TNG:Reunion,Sins of the Father)とクリンゴン人外交代表コルド(Korrd)将軍(ST V:The Final Frontier)の両方をやっているから…こういうのを挙げていると、結構きりがないみたい。

これも知らんかった…NCC-1701-Cのレイチェル・ギャレット艦長役のトリシア・オニールは、クリンゴン人のワープフィールド専門家も演じている(TNG:Suspicions)んですね!!

この項続く…


● 門の前へ ● 一覧へ戻る ● 前へ

(C)2000 since April 29, 2000