エピソード感想戦(DS9)

できるだけネタばらしは避けるようにしますが、気になる方はまずエピソードをごらんになってからお読み下さいね。(わたしもはじめて見るときの驚きや感動、推理の楽しみが減るのでエピソードガイドなどは見ないようにしています。)

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The Way of the Warrior

第4シーズンの幕開けはいつもの通り2時間のプレミアで、タイトルから推察されるとおり再びクリンゴンに焦点が当てられ、時代の大きな転向点であるとともにDS9のメンバー追加も含めて目が離せないものとなった。しかし、いつも個人的な好みからすると気に入らないのは、クリンゴンの白兵戦における戦力だ。オドーに代表される流動体生物はそもそも戦い方が違うので比較できないが、私はいつもクリンゴンがもっと(白兵戦では)強くあって欲しいと思う。あれでは、せいぜい体格のいい地球人ではないか。(まぁ、大見得をきったケーラがあっさりやられるエピソードもあったので、そんなものなのかもしれないけど。だって、その時の相手は怪我をした様子もなかったでしょ?)

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The Visitor

前回に引き続き評価の高い、今回は感動のエピソードだ。シスコとジェイクの間柄は今までも何度となく語られていることではあるが、この親子の絆の深さには本当にじーんとする。最初始まったシーンを見ていて、てっきりホログラムの1シーンだと思っていたのだが、話が進むにつれ実はこれはその時点では史実(Qが作るような何となくうさんくさい未来や、並行宇宙における量子的マルチバースではなく)だということがわかり愕然とした。また、ジェイクの生き方を見て、TNG:Tapestry(ピカード艦長が心臓を刺されて重傷を負う時点に戻る話)を思い出したのは私だけではあるまい。その時その時を一生懸命生き、後悔するようなやり方はやめた方がいい、というメッセージを私は感じた。

=★=

Hippocratic Oath(DS9/4th/3)

題の「ヒポクラテスの誓い」とは医者が心構えを示すためにたてる誓いで、たとえばここにある。ベシアは情熱に燃えて最前線のDS9に志願しただけあって、この誓いの通り自分の能力と判断の限り患者に利益すると思う治療を行っているのだ。それは時によってはオブライエンの意見に代表されるような大局的な見地に反することになる。なんたって、オブライエンは戦場で修羅場を何回もくぐり抜けているようであるし、ジェムハダーの脅威を肌で感じているようだ。

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Indiscretion(DS9/4th/4)

やはり違和感が生じる一番の原因は、「あの」ガル・デュカットの態度だろう。情け容赦なく小賢しい今までの性格設定がこれから変更されていくようなのだ。もちろん、オブシディアン・オーダーの秘密基地の一件で異なる価値観を持った人物として描かれているのは承知しているし、もともと(最近の)スタートレックの世界ではエイリアン=悪人ではないことなどわかっているのだが、世の中のシリーズものは皆おしなべてストーリーが発展するごとに「いい人」に変わっていくのは嘆かわしい。(そういう意味では、クリンゴンに期待だ!(^_^;))

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Rejoined(DS9/4th/5)

見えていることがそのままそうではない、と強く感じましたね。今回の主役二人の親密さは、とても同性同士には見えなくて…(感情移入したというか、設定に酔ったというか。)

話は違いますけど、パスペラートがハスペラットに聞こえたんですけど。 それから、エディングトン少尉っていつから準レギュラーに??

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Starship Down(DS9/4th/6)

潜水艦戦ですね。(見た人じゃないとわからないと思いますが。)Iron Bottom Sound.それから、4つのエピソードが平行というのは珍しい。

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LITTLE GREEN MEN(DS9/4th/7)

ロズウェル事件の話です。詳しくはこちら(要QuickTime)で。

今回も、前前回と同様、キマサイト/ケマサイトが気になりました。日本語に直すのは難しい。(きっと訳語を作る人は、発音からではなく書籍や字幕から拾ってるのでは、と思いますね。ローマ字読みに近いことが多いから。)


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