光子魚雷

(11/5初出、11/26追加)

惑星連邦の制式兵器の一つ。船がワープスピードで航行中でも使用可能なことから、遠距離における主力兵器となっている。<br> ちなみに、フェイザーは光速でしか作動しないため、ワープスピードでの交戦中はほとんど意味がない。

光子魚雷という名前とは裏腹に、この兵器には光子はなんの関係もない。この魚雷(本来はミサイルというべきなのだろうが)は、自走式の反物質爆弾である。物質−反物質反応を利用して爆発地点周囲にダメージを与えるにすぎない。

ではなぜこの武器がワープスピードで使用できるかというと、そのタネは魚雷に搭載されたワープフィールド維持装置にある。短時間であれば周囲の多重ワープバブル構造を維持できるのである。そのため、ワープスピードの船から打ち出されたこの光子魚雷は、超光速を保ちながらターゲットに向かうことができるというわけ。

ワープフィールド維持装置(Multimode Sustainer Engine)によって、ワープ航行中の船から射出された光子魚雷はワープ速度を維持したまま目標に向かうことができる。動力源は反物質炉(物質−反物質反応炉)であり、最小の反応炉室の20分の一のサイズしかない。いうなればミニチュアの反物質燃料電池である。サイズは直径20センチ、長さが50センチ程しかない!これによって維持用ワープコイル(Sustainer Coil)にエネルギーが供給され、ワープフィールドが維持されることになる。
この維持装置はコンパクトなため機能も大幅に制限されており、ワープフィールドの周波数帯が非常に狭い。そのためこのワープフィールドで出せる速度は射出速度の75パーセント増しが限界である。(これに関するST:TNGテクニカルマニュアルの記述(数式)はちょっとおかしい。)

ちなみに、(第二世代(ギャラクシー級に採用されているもの)の)光子魚雷に搭載されている反物質は1.5キロであるが、単位時間あたりの放出エネルギー(爆発力)はギャラクシー級の反物質タンクが爆発したときよりも大きいのである。(効率的に物質−反物質反応が起きるように設計されているため。)


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