◆くまちゃんのプロフィール

くまちゃんがどうやってわが家に来たか、お話ししましょう。

耳のボタンで有名な、シュタイフのぬいぐるみはとても高いです。日本ではタカラが輸入総代理店だとおもいますが、高級品は総じて高値を付けることでイメージを保つ、というのが日本での一般的な市場戦略であるため、もともと高いドイツ本国の価格と比べてもさらに高い値段が付いています。(最近の円高を考えても、定番ですら4.5割り増しくらいの値付けのようです。)そこで個人輸入することにしました。

以下のやり方は、他の品物でも応用が効きます。

  1. まず、日本へ輸出してくれそうなお店を探さなければなりません。1996年夏の時点ではウェブでは扱っている店はみつかりませんでした。お店を探す一番の方法は、最近多くなってきたその手の情報を集めた本やムック、個人輸入を特集している雑誌などですが、自分の欲しい商品が載っていないとお手上げです。
    そこで、まず情報を仕入れるために、海外の雑誌を買うことにしました。以前テディベアの専門誌がある(海外のものは昔からあるそうですが、比較的最近日本でも出たらしい)というのを何かでみていましたので、本と雑誌の種類が豊富な東京八重洲の八重洲ブックセンターに行き物色しました。

     

  2. すると、都合のいい雑誌がありました。イギリスで発行されているTEDDY BEAR TIMESです。一冊丸ごとテディベアの雑誌です。(隔月刊のようです)これを買って、中の広告を調べ、ドイツの(シュタイフはもともとドイツなので)お店をチェックしました。

     

  3. チェックしたお店の中でメールオーダーをやっていそうなところに、さっそく問い合わせのファックスを(ホームページや電子メールアドレスはないようなので(注))いれました。ドイツ語はできないので、もちろん英語で。クレジットカードが効くので、日本へメールオーダーできるかの問い合わせと、もしできるならカタログを送ってもらうように依頼したのです。お店は、
    Teddybaren & Plusch(本当は、aとuはウムラウト(上に点々)付き)
    Wieblinger Weg 55
    69123 Heidelberg
    Germany
    Voice:+49-6221-840630
    Fax:+49-6221-833473
    です。

  4. 問い合わせはうまくいき、首尾良くカタログが入手できました。価格表をみると、日本の60%くらいの値段(1996年夏の時点。1997年秋の時点では、70%くらい)です。実は、ここ以外にも問い合わせをしてみたのですが、みな同じ値段で、どうもこれがドイツ国内の定価のようでした。本当はもっと安売りのお店が見つかればよかったのですが、(ゲームやコンピュータ用品などでは、探せばそれなりの店があるので定価なんてとんでもないのですが)これ以上データがないので、あきらめてここに注文しすることにしました。

  5. 注意しなければならないのは送料と関税です。(もちろんそれ以前に注文する相手のお店が信頼おけるかどうかというのがあるのですが。)今回は、日本での定価が2万5千円もするふわふわのくまちゃんを選びました。その後の注文もほとんど問題なく、このくまちゃんを入手できたというわけです。送料を入れても、7掛け強で買えたことになります。
    一点だけ、トラブルがありました。送料が10ドイツマルク間違って(多く請求されて)いたのです。早速クレームを入れたところ、次回の注文で使えるというクーポンがファックスの形で送られてきました。


最近のダイレクトメールによると、ここへはe-mailが出せるようになったようです! 昔はHartmann.Teddy.Pluesch@t-online.deでしたが、最近のDMによれば、メールアドレスはinfo@teddy-pluesch.de だそうです。日本向けの販売も力をいれているようで、この前来たダイレクトメールでは、英語のオーダーフォームに日本語が併記されていました。どうやら日本からの注文が増えているようです。それから、最近の価格表示はEUROです。

ホームページもあるようですが、内容的にはいまいちです。

ちなみに、そのはがきによると送料は、
エアメールEURO 30
SALEURO 20
船便EURO 15
購入金額によらないんですねぇ。ちなみに、1999年のシュタイフカタログは本体がEURO 6だそうです。(それに送料)


1997年輸入のシュタイフ

さて、ここまでが1996年夏頃の話ですが、1997年も引き続き輸入しました。

とりあえず7月にカタログを取り寄せました。今回は電子メールアドレスがわかっていたので、注文も簡単にできました。その結果、カタログは送料込みで2000円ほどかかりました。高いですって?いえいえ、日本でこれを手に入れようとしたら、日本のシュタイフクラブジャパンに入らなければなりません。このクラブ、年会費が1万5千円です!(4月1日から3月31日までに期間が固定されている。タカラが運営しているようです。)もちろん、カタログ以外にもいろいろ情報やクラブだけのオリジナルアイテムが手にはいるのでいちがいに高いとは言えませんが、うちのようにたまに買うだけの人間は入る気になれません。

引き続き、そのカタログと、日本のシュタイフ取り扱い店で入手した日本の簡単なカタログをもとに注文するものを選びました。その結果、今回は娘の希望でパンダ(Petsy Panda)とイルカ(Dolphin)を注文することにしました。その際、前回の注文で間違っていた10ドイツマルクを使えるかと聞いたところ電子メールでの注文にも使えるという返事でしたので、最終的にこんな注文になりました。

金額
(ドイツマルク)
日本円換算
(1DM=72円として)
日本の定価
Petsy Panda 129.00 9,288 13,000
Dolphin 49.50 3,564 5,000(推定)
送料 26.00 1,872
値引き -10.00 -720
合計 194.50 14,004 18,000

つまり、国内の推定定価に対し、値引き分を考慮に入れなくても、82%弱で購入できたわけです。


1999年輸入のシュタイフ

で、1999年は何を買ったかというと、こんどはカンガルーでした。今回は送料を入れると若干安い程度にしかなりませんでしたが、少なくとも好きな種類のぬいぐるみを自由に選べるメリットは相変わらずあります。


2000年輸入のシュタイフ

今年(2000年)もいつものとおり、まず最新カタログを取り寄せました。そしてその中から、今回選ばれたのはハムスター(本人が選択)と犬(ママの追加チョイス)です。早速在庫を問い合わせると、「問題ないと思うが問屋に発注するので必要なら注文をしてくれ」とのことでしたので、早速ファックスで注文を入れました。

到着時には不在にしていたので、8月5日に郵便局まで荷物を取りに行きました。


なお、他に情報をお持ちの方、個人輸入に興味のある方、ぜひメールを下さいね。お待ちしています。


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