VineLinuxインストール記パート2

VineLinux2.1.5のCD-ROMが手に入ったので、Pavilion2000のVineLinuxをアップグレードすることにしました。(トラブルの始まり(^^;))

たいした文書も作っていなかったし、これまでの構築の記録がいい加減だったので一から出直し。まずCD-ROMからブートして単純にVineLinux2.1.5をCD-ROMからクリーンインストール。

前回(VineLinux2.1)の時と違ってインストールでXの設定はとりあえずうまくいきましたが、解像度が変なので結局Xconfiguratorで修正。

どういうわけかrootでやってもxvidtuneの変更が更新されないので、とりあえずmodelineの設定だけxvidtuneで確認してから手で/etc/X11/XF86Configを修正。

次に懸案のUSB LAN(MELCOのLUA-TX、ただしプロダクトIDは0x0001ではなく0x0005というところがトラブルの元。2.1.5のpegasus.cもエントリは0x0001だけ。)を認識させようと思ったが、pegasus.cのプロダクトIDをいじった後/usr/src/linux/でmake modulesしようとしたらカーネルがモジュールに対応していないとおこられる。しょうがないのでmake xconfigで確認した後(現状でもモジュールに対応しているはずなのだが…ローダブルモジュールの所を確認だけして何もいじらず終了。)make dep; make bzliloでリブート。さらに/usr/src/linuxでmake modules; make modules_installしたところ無事認識。(今回はlinuxconfいらず)

さらにマックからftpでrpmを送り込んでnetatalkをインストール。この時点でマックとのやり取りが非常に楽に。sambaについては、VineLinux起動中はまわりでWindowsが稼働していない(デュアルブートだから(^^;))のでとりあえず気にしない。

コンソールからkonでsetupしてキーボードのコントロールとキャップスロックを取り替え。

ここまででとりあえず使えるように。(2001/6/14)

試しに隣にあるThinkPad220(FreeBSD2.2.8)からPavilion2000にログインしたが、妙な気分。FreeBSD上のターミナルでLinuxにログインしていると自分がどっちを使っているかで混乱してくる。(もちろん、プロンプトにはちゃんとマシン名が出ていますが。)


参考にさせていただいたサイト


VineLinuxインストール後のメモ

CtrlキーとCapsLockキーの交換
#kbdconfigでjp106_Ctrl_CAPSを選択する。(システムの設定と基本操作:システムを再設定しようより)
XGAへの対応
インストールした直後はSVGAになっているので、#XconfiguratorでモニタをHP m50に変更した後再起動し、%xvidtuneでModelineを確認(画面が右に寄っていたので1024x768で1032-1176-1344から1064-1208-1344へ)した後rootで/etc/X11/XF86Configを書き換えてOK。ちなみに、Install Vine Linux in PC with i810をやる必要はありませんでした。
Windowsで作成したテキスト
文字コードの違いでそのままでは読めないので%nkf -d input.txt >output.txtとしてから%mule output.txtとかやる。
WindowsXPパーティションのマウント
#mkdir /msdosとしておいてから、#mount -t vfat /dev/hda1 /msdosとかする。毎回やるのは面倒なので/etc/fstabに設定。
ftpデーモンの起動
デフォルトではftpデーモンが起動しないので、/etc/rc.d/rc.localに
/etc/rc.d/init.d/proftpd start
を追加。
モデムドライバのインストール
インストールスクリプトはinstallではなくINSTALL。また、ドライバ読み込みのため/etc/rc.d/rc.localに
/sbin/insmod /pci56/linux/lib/pctel.o
/sbin/insmod /pci56/linux/lib/ptserial.o
を追加。ところで、pppができるようにするために、uucpグループにユーザーを追加する
# /usr/sbin/ppxpadduser user
は必要?(一応やっておいた。)
netatlkインストール
隣にマックがあるので、VinePlusからnetatalkをインストール。これでPavilion2000内のディレクトリがマックのボリュームのように簡単に開けるようになりました。やりとりが非常に便利になりました。インストールはrpmだからとても簡単で、デーモンも勝手に起動しています。最初マックのセレクタでPavilion2000が出てこずあせりましたが、実はAppleShare機能拡張を入れ忘れていたためと判明。
ipマスカレードの設定(2002.4.20)
このパソコンをモデムでインターネットにつなぎ、他のパソコンはこれ経由でインターネットに出ていけるようにipマスカレードを設定することにしました。具体的には/etc/rc.d/rc.localに以下を追加記載しました。
echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
/sbin/ipchains -P forward DENY
/sbin/ipchains -A forward -s 192.168.0.0/24 -j MASQ
ちなみに、私はLANのプライベートアドレスを192.168.0.0-192.168.0.255で運用しているので192.168.0.0と24ビットマスクですが、ここは各自自分のネットワーク構成で変える必要があります。
cannaのキーバインド変更(2002.4.29)
日本語入力の際のキーを他のパソコンと同じにすることにしました。私はいつもコントロールK,Lで文節切り直し、コントロールI〜Pで文字種の選択をしていますが、これはATOKと同じです。そこで/usr/lib/canna/sample/の中からjust.cannaを自分のユーザールートディレクトリにコピーし、名前を.cannaにリネーム。
さらに、ローマ字入力時に、私は「ぁ」を「la」ではなく「xa」で入力するため、just.cbpをemacsで開いて内容を変更。
ビデオRAM(2002.9.7)
MYCOM PC WEB Special - タイプ別Linuxインストール大特集によると、i810のビデオRAMを設定するさいは、4MBとするらしい。(もともとUMAでメインメモリから拝借してVRAMにするので値が一定していないらしい。)
内蔵時計の時間あわせ
以下のようにする。
#/usr/sbin/ntpdate 210.173.160.27(ntpサーバーは例。210.173.160.57,210.173.160.87などでもよい。)
#/sbin/hwclock --systohc(/sbin/clock -wでもいいらしい)

VineLinux2.5へ

さらにVineLinux2.5にしてみました。ただし、アップグレードではなく別パーティションへ新規インストール。パーティション設計は変更しました。(2002/9/11)

モデムドライバのインストール
製品添付のものではコンパイルできなかったので、メーカーのホームページから最新のドライバをダウンロードしコンパイル。
スワップパーティションの設定
必要なら。
$swapoff
$mkswap -c -v0 $swapon
キーマッピング
#kbdconfigではX上のキーマッピングが変更されないようなので、
remove Lock = Caps_Lock
remove Control = Control_L
keysym Control_L = Caps_Lock
keysym Caps_Lock = Control_L
add Lock = Caps_Lock
add Control = Control_L
を.xmodmaprcに記述してユーザールートにおき、.bash_profileにxmodmap .xmodmaprcを追加。
サウンド
デフォルトではサウンドがうまく設定されないので、一度GUIをログアウトしコンソールでsndconfig。(Xからではうまくいかなかった。)
KDE
VinePlusから、依存性で苦労しながらやっとKDEをインストール。メニューを日本語にするにはi18nを入れるのですが、それがnoarchにあるとは気づかず悩みました。(入れたあとコントロールセンターの個人設定で国と言語の設定が必要。)kpackageも入れようとしましたが、依存性の関係でいろいろ警告されるため結局断念。
OpenOffice
ムックを買ってきて入れてみました。うまくいけばオフィススイートはこれひとつでOKです。ただ、うちのマシンではちょっと重いか?
TkZip
Windowsとのデータやり取りのためにTkZipをインストール。

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