アーチャー船長>なぁ、トゥポル。オサーリア人のあの顔だが、命に関わらないものなのか。見た目はまだしも、内臓もあんな風にねじれているのだろうか。
トゥポル>適切な推論をするためのデータ不足です。
ア>わからない、という意味だな。バルカンの言い回しになれるには時間がかかる。
ト>空間のねじれが影響のようですが、そうであれば彼の顔には未だに空間のねじれがあることになりますね。
ア>なんだ?
ト>紙の上に描かれた顔を思い浮かべてください。空間のねじれは、紙のねじれによってもたらされたものです。外部の観測によってねじれているように見えても、本人にはねじれていると感じないと推察されます。
ア>ふん。
ト>紙のねじれが元に戻れば、顔も元に戻ります。ところがそうなっていません。
ア>二次元の話と、我々三次元の話は同じにならないんじゃないか。安易なアナロジーは危険だ。
ト>基本は同じです。結局あなた達の世界でいう「相対性理論」と同じで、自分と、観測者では観測結果が異なることはあり得ることです。
ア>それで、オチは何だ。
ト>話に何でもオチを求める地球人は理解できません。
ア>それがオチか。(^^;
♪ちゃんちゃん