理屈では

データ>ジョーディ、おりいって相談があるんだが。

ジョーディ>なんだい、そんなに改まって。

デ>実は男女間の恋愛についてなんだ。アドバイスが欲しい。

ジ>認めたくないんだがな、データ、残念ながら俺は人にアドバイスできるほどもてないみたいなんだ。

デ>そうか。

ジ>あっさり言うなよ。

デ>すまない。では、経験の深い年長者ということで、艦長なんかどうだろう。

ジ>艦長ねぇ。艦長は見てくれと違って意外にもてるみたいだけど、女子供の相手は苦手みたいだぞ。

デ>では、副長はどうだろう。自他共に認める専門家だと思うが。

ジ>副長は経験ありすぎでなぁ。ちょっと意見が積極的すぎるというか、過激になる可能性があるぞ。

デ>それでは、カウンセラー・トロイはどうだろう。職業柄、こういう問題には慣れているはずだ。

ジ>ベタゾイドだっていうところがネックじゃないか?感情のないおまえと正反対の彼女ではなぁ。

デ>ドクター・クラッシャーはどうだろう。医者という職業も適切なのでは。

ジ>彼女もああ見えても情熱的なところがあるし。そもそも女性の意見というのは、根本的に男と違うところがあるぞ。

デ>あと思いつくのはウォーフ大尉か。

ジ>データベースを調べて見ろよ。クリンゴンの恋愛というのは男と女の差どころの話じゃないぞ。いきなりかみつくみたいだからな。

デ>バークレー少尉も期待薄だし…

ジ>いちばんいいのはだな、ぶつかって砕けることだよ。自分の経験が一番良い参考書なのさ。理屈じゃないよ。

デ>なかなか含蓄のある言葉だね、ジョーディ。

♪ちゃんちゃん



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