宇宙を航行中の船や、銀河のあちこちに散らばった星同士が通信を行うためには、どうしても超高速通信技術が必要である。このために、タキオン粒子(超光速粒子)が利用されているようである。このタキオン粒子は確か転送技術にも利用されているはずで、23/24世紀におけるコア技術なのかもしれない。
ただし、タキオン粒子も減衰等により信号が劣化するため、長距離の通信のためには中継所を作って信号を経由する必要が生じる。特にTOSの時代に「艦隊本部までの連絡は3週間かかります」とかやっていた理由でもある。この手の通信連絡設備は軍事的にもかなめになるような気がするが、あまり表だって扱われたことがない。
以上は大規模通信とでもいうべきものであるが、もう一つ縁の下の力持ちの技術として、コミュニケータがあげられる。連邦艦隊(たぶん他国家も同様だと思われるが)が使用しているのが、有名なバッジ状のものである。小型でありながら非常に優秀な機器で、かなり長距離でも即時通信が可能であることはよく目にするところである。(数光年離れていても平気なようで、これも上記タキオン粒子を利用しているのは間違いなさそう。
それからこれは有名な話だが、エネルギー源がかなり優秀な成果、個人用のシールドに転用することも可能なようだ。(TNG:Fistful of Datas)