敵役

TOS - クリンゴン

魅力的なキャラクターというのは、なにもクルーだけではありません。今回はちょっと視点を変えてみましょう。

クリンゴン

TOSの時代は、なんといってもクリンゴン人ですよね。今でこそウォーフの貢献もあってかかなり人気がでていますし、クリンゴン専門サイトとかクリンゴン語辞書とか(そもそも、クリンゴン語は文字、文法、発音がちゃんと作られていて、普通に会話することもできるらしい!私がわかるのは「カプラ!」ぐらいだな。)クリンゴンしかでてこないゲームとかクリンゴンのおもちゃとかいくらでもあると思いますが、私がTOS時代に見ていたクリンゴンは憎らしいだけの存在でした。

ところが、当時(小学校高学年くらいだと思う)の感じ方と違い、最近見るとTOSにでてくるクリンゴン人ですら結構味があると感じるようになりました。元々クリンゴンというのは、TOSでもただの凶暴でずるい連中というよりも、手段としての暴力や恐怖を肯定した信条を持った種族であっただけで、目的が一致したときの理性的な協力(TOS:Day of the Dove「宇宙の怪!怒りを食う!?」)や負けたときの潔さ(TOS:Errand of Mercy「クリンゴン帝国の侵略 」)にはなるほどと思うこともあります。「コール」というキャラクターはわりと好きで、ロールプレイングゲームをやったときの自分のプレイヤーキャラクターに使ったことがあるくらいですから。ただ残念なのは、当時はあまり多くのキャラクターが登場していません。

上記の話で、唯一の例外は、カーレス(TOS:The Savage Curtain「未確認惑星の岩石人間」)ですね。あれは何だったんだろう?(笑)

リファレンス:

  • TOS:Errand of Mercy「クリンゴン帝国の侵略 」コール
  • TOS:The Trouble with Tribbles「新種クアドロトリティケール」コロス、ダービン
  • TOS:Day of the Dove「宇宙の怪!怒りを食う!?」
  • TOS:The Savage Curtain「未確認惑星の岩石人間」カーレス
  • TOS:A Private Litte War「カヌーソ・ノナの魔力」

● 門の前へ ● 一覧へ戻る ● 次へ

(C)2000 since April 9, 2000