今週のスタートレック・ヴォイジャー(スーパーチャンネル放映分)

2000年5月24日(水)

TUVIX

トゥーヴィックス役の役者さんがなんともいえない味を出していたと思う。ぴったりすぎるというのがまず感想。
これまたあまりにも都合よすぎることだ。(「TNG:少年指揮官ジャンリュックピカード」を思い出してほしい。そんなに簡単に若返るかー?しかも服までー?)何かのエピソードで誰かが、転送による事故はほぼゼロだという話をしていた気がするが、それは公式の見解にすぎない気がする。実際には、コピー人間は作るわ、人間は若返るわ、キメラは作るわ、パターンバッファー内で化け物に会うわ、転送ビームが殺人ビームをはじき返して炉を爆発させるわ、一人の人間を二つの人格に分割して二人作り出すわ…(ええと、これ以外にも転送事故を思い出せる方、ぜひご一報ください(笑))ドクターマッコイが転送嫌いだというのも一理あるわけだ。本当に、転送とホロデッキはいつもくせものです。

RESOLUTIONS

経過を楽しむエピソード。結果はなるようにしかなりませんでしたが。
それにしても不思議なのは、物質−反物質コンテナの威力がすごいということ。真空中では衝撃波による追加効果が期待できないので、基本的には純粋なエネルギー衝撃波(電磁波及び加速素粒子)の伝播によるもののはずですが、距離の2乗に反比例するにもかかわらず、同様の動作原理を持つ光子魚雷以上の効果をあげているように見えます。あんなのが簡単に作れるなら、光子魚雷はいらないかも?(もっとも、光子魚雷はワープ航行中に発射することで、超光速で敵を雷撃できる装置が付いている(つまり、光速のフェイザーより速度が速い)という特徴がありますから、そう簡単にはいかないかもしれませんが、爆雷のようにして追ってくる敵に投げつければかなりの効果が期待されます。これは、トゥヴォックマヌーバーか??

2000年5月31日(水)

BASICS PART I,II

これを前後編でやられて、間に半年挟んでいた米国の視聴者は、さぞ大変だったでしょう(^^;ところで、ケイゾンが新しい技術を習得するときの早さは驚異的。使うだけでなく、修理までしてしまうんですから。元奴隷(?)としての特質なんでしょうか。
スーダーの扱いにもびっくり。タラクシア人にもびっくり。(えーと、設定を調べ直さないと。)第二コマンドプロセッサの機能にもびっくり。フェイザー法のバックアップ機能にもびっくり。(こんな穴があっていいのか?)オーバーロードによるフラッシュで、クルーが無力化してしまう(でも脱出はできる)のにもびっくり。ちょっと、開いた口がふさがらないエピソードでした。

2000年6月7日(水)

FLASHBACK

そんなに気楽に(でもないですけど)やっていいのか、精神融合?!だって、記憶を二人で共有してしまうんですよ。ま、そんなことよりエクセルシオール級の船の艦長と通信主任がとてもよかった。この艦長で新スタートレックを、という運動にちょっと賛同。(でも、新しいのしか見ていない人にはあの浪花節は違和感があるかも。私自身そうでしたので。やはり、ジェーンウェイ艦長の言うとおり、時代が違うんですね。)

THE CHUTE

主役はキム少尉。シュートの先に見たものは…というネタひとつに尽きる気がするのですが、いかがでしょう?私はなんとなくテロックノールを思い出してしまいました。ところであのペグ、ドクターの言っていた機能くらいであんなふうになるもんでしょうか。ちょっと納得できません。それともう一つ、最大の疑問。あんな都合のいいパイプ、いったいどこから拾ってきたんだ??

2000年6月21日(水)

THE SWARM

結局、ドクターはどうなったんだろう?次回登場するときが楽しみです。
あと、考えてみれば当たり前なんですが、ドクター・ジマーマンが青服ではなく黄服だというのが新鮮でした。赤…司令、黄…技術、保安、青…科学、医療というのはTNG以降の常識で、以前は赤と黄が逆だったのですが、TNG、DS9、VOYと見続けているうちに順応してしまった。TOSの時代は、「レギュラーでない赤服が上陸班に加わると、必ず誰か死ぬ」というのが常識だったのに(^^; ところで、オペラのシーンでぽんぽん出てくるオペラ歌手のうち、実在の人物は入っているんでしょうか??
それから、デルタ宇宙域では転送技術がないんじゃありませんでしたっけ?じゃあ、こいつらは…見た目はヒューマノイドですが、行動からすると昆虫からの進化形態のようです。そのため、デルタ宇宙域の他の種族には通用する翻訳技術も通用せず、船の形やフォーメーション、行動パターンも違うのかもしれませんね。なんたって、表題の「SWARM」とは虫の群ということですから。どちらかというと「エンダーのゲーム」(オースン・スコット・カード作)のバガーや、「宇宙の戦士」(R・A・ハインライン作)のアレクニドが思い出されます。

FALSE PROFIT

これに出てくる種族は、やはり侮れませんね。
それと、ニーリックスの変装があまりにもお似合いで、笑ってしまいました。もっとも、ニーリックスの面影はほとんどなかったような気がします。どっちかというと、イーサン・フィリップスによる変装という感じです。
この手の、以前のエピソードの続編?的エピソードは第2シーズン末から最近の第3シーズンにかけて多い気がします。やはり人気を高めるためなのでしょうか。Qとかライカー副長とか(VOY:DEATH WISH)、スールー(ミスター・カトウ)艦長とか(VOY:FLASHBACK)。でも、名前だけ出すのは簡単(登場人物が言及するだけなので)ですが、このデルタ宇宙域でQはまだしも、ライカー副長を出したのはちょっと(ストーリー的に)無理っぽかったと思います。とってつけたようで。
んで、この敵役コンビ、また出てくるんでしょうか??(こんなふうにして再び出てくるとしたら、私の第一希望はローアなんですけど。)

2000年6月28日(水)

REMEMBER

設定に無理があってのめり込めませんでした。みなさんはどうでしょうか。どうしてベラナが選ばれたんでしょう。同族だと早いうちにばれてしまうから、という理由はだめです。最後にベラナが同じことをしますので。それに、こういう問題に連邦は基本的に無介入のはずです。もちろん、艦隊の誓いの範囲外ではありますが、安全保障上問題がないときに、人権その他で連邦が他の国に干渉するかどうかということについては、たぶん不干渉だと思うのです。(でも、連邦の考え方が現在のアメリカの考え方を色濃く反映するとなれば、違うかも?)
それに、科学技術自体がだめかのような扱いにも疑問があります。問題なのはプロセスであって扱われているテーマ(この回は宇宙開発ですが)がいいかどうかは別問題です。
今回は、ちょっと否定的なことばかりでした(私が)…

SACRED GROUND

ドクターの最後の解説があったものの、はたして真実はどうだったんでしょう??本エピソードは答えがないこと自体がテーマです。それにしても、あの3人は謎の人物でした。本当にあそこに座っていたんでしょうか?そして、もしかすると今でも座っているのでしょうか…
ところで、今回のケスは無鉄砲すぎるぞ(^^;)。

2000年7月5日(水)

FUTURE'S END, PART I/II

ついに連邦所属の時間パトロール登場。これまでタイムトラベルものは数限りなくあれど、そんなものは登場しませんでしたから。
賛否が分かれるところだと思いますが、私は楽しめました。バルカン人は相変わらずです。スポックもあのいでたちでしたよね。トレッカーなら、耳にバンダナを巻いている人を見かけたらそっとあとをつけてみましょう。きっとファースト・コンタクトができます。
それにしても、簡単にやられすぎるぞ→ブラクストン艦長。艦は大破するわ、盗まれるわ。すごい武器だと思ったら、すぐ無力化(?)されちゃうし。時間旅行者はもう少しテクノロジーの管理をもっとしっかりやってほしい。プロなら特に。以前TNGでも似たような話がありましたよね。
そしてドクター。そーか、そういうわけで、そうなったのか。(謎) ところで、光子魚雷の手動発射って、そんなに危険なの?

2000年7月12日(水)

WARLORD

このエピソードは、ケスにとってのターニングポイントなんでしょうか。今後の彼女の行動や、ニーリックスとの関係が注目されるところです。ドクターもVOY:SWARMでリフレッシュしちゃったし、ひたすら故郷に向けて飛び続けるヴォイジャー(そうは見えないけど(^^;)あっちこっち寄り道している風だし)で緊張を保つにはいいことですね。
彼女はサスピリアが出てきたときもそうでしたが、ヴァルカン人以上にすごい超能力を潜在的に持っていることがよくわかります。カークのカリスマ、ウェスリーの技術と並ぶ隠し玉になることを期待します。(スコッティ以来の正規士官の技術系の隠し玉はもちろんジェーンウェイ艦長+ベラナのコンビに引き継がれてはいるわけですが。)

THE Q AND THE GREY

最後までLady Qから目が離せませんでした。Suzie Plaksonじゃないですか(^_^)。話自体は、Qがどんどんどんどん大甘になってくる気がして気になるんですが、Q連続体の動向も気になります。

2000年7月19日(水)

MACROCOSM

シャトルで始まるエピソードはいつもサスペンスめいている気がします。で、 いかんなー。最近はいちゃもんばかり多い気がする。

FAIR TRADE

ターニングポイントはニーリックスにも訪れます。まぁ、2年も一方向に向けて飛べばこうなるのはしょうがないでしょう。あと68年か。

2000年7月26日(水)

CODA

ALTER EGO

2000年8月2日(水)

BLOOD FEVER

UNITY

2000年8月9日(水)

DARKLING

RISE

2000年8月16日(水)

FAVORITE SON

BEFORE AND AFTER

緑服のドクターが出てきましたが、緑服のユニフォームはあまり見た覚えがありません。TOS:THE TROUBLE WITH TRIBBLES、TOS:THE DOOMSDAY MACHINE、TOS:THE APPLEなどでカークが胸の開いたデザインの緑服(黄緑、ですかね)を着ていたことはありますが、ある程度色のルールが固まってからは皆無の気がします。
ヴォイジャーの内部イラストを見ると緑服のクルーが医療室にいたりするんですが…

ちなみに、STAR TREK THE MAGAZINEの2000年6月号(第14号)ではTNGの時代のユニフォームが特集されているんですが、ここでは赤−指揮系統、金(黄)−機関/操作系統と保安系統、青−医療系統と科学系統という説明になっています。(その後は2369年黒→2373年黒と灰色のジャンプスーツになっているんですね。)
ヴォイジャーが行方不明になったのは2371年ですから、移行期ということになるんでしょうか…

2000年8月23日(水)

REAL LIFE

DISTANT ORIGIN

2000年8月30日(水)

WORST CASE SCENARIO

時計を気にしないで見ていたので、作者が判明した時点でてっきり番組は終わりだと思っていました。
それと、現実の人物をホロデッキの登場人物に使うのはあまりいいことではなかったはず。

DISPLACED

ヴォイジャーのセキュリティは低すぎる。

2000年9月6日(水)

SCORPION

タイトルにもなったサソリというのは、チャコティ副長が語る寓話から「自分の身にも危険が及ぶような行為を行う愚かなもの」という意味だと思うのですが、最初に見ていたときはジェーンウェイ艦長がチャコティ副長に指示するキーワードとしてはなんとなくしっくりこないと思っていました。あそこで実際に行われたことはセブン・オブ・ナインの気をそらすということですよね。気をそらすだけで、それ自身はあまり効果的な攻撃ではありませんでした。

そこであとでよく考えてみたのですが、元々、あの寓話は、サソリがボーグで狐がヴォイジャーで、ヴォイジャーがサソリに協力しても同化を本能にしているボーグは最後にはおそってくる、ということです。結局セブン・オブ・ナインはサソリのように襲ってきたのでそのサソリに対抗せよ、という命令だったのでしょう。ぴんとこなかった最大の理由は、大きい狐がヴォイジャーで、小さいサソリがボーグというところです。あとになれば小さいサソリがセブン・オブ・ナインで、艦内に入れてしまった、というところなんでしょうか。


スーパーチャンネルを視聴してるとあまり日本語のタイトルが出てこないせいか、あまり記憶に残りません。いつもオープニングの太陽系内航行のシーンの直後に出る英語のタイトルで記録しているのでなおさらのことです。ケーブルテレビの番組ガイドでは日本語タイトルが記載されているようなので、今度はそこら辺もチェックする必要がありますね。でも、日本語タイトルはあまりにも「そのまんま」のやつが多いので、楽しみを損なわないために私は普段は日本語タイトルを見ません。あれは、一種のスポイラー(ネタバレ)ではないでしょうか。


ちなみに、私の会社での署名は、
                 
××××株式会社             _
×××××センター           (_)
 亀 山 直 人          >>>/〃/ ☆
 E-MAIL xxxx@xxxx.co.jp
 TEL xxx(xxx)xxxx FAX xxx(xxx)xxxx
です。(笑)

2000年9月13日(水)

THE GIFT

NEMESIS

本国放映順ではDAY OF HONORの次。ただし、製作番号は放映のとおり。(それぞれST:VOY 870,871,872)

2000年9月20日(水)

DAY OF HONOR

それにしてもヤな連中でした。

船外活動用の宇宙服(ただし非常用)って、空気が24時間しか持たないのを知りました。非常用ってことは、すぐに救助される可能性が低いですよね。それでたった1日でいいのかなぁ。

REVULSION

2000年9月27日(水)

THE RAVEN

それにしてもボーグシールドは強力。相変わらず連邦のテクノロジーでははが立ちません。

SCIENTIFIC METHOD

大小各種の侵略者が、これまでもいとも簡単にヴォイジャーに侵入しています。どうやらデルタ宇宙行は想像以上に科学技術が連邦より発達しているようです。

それにしても、インターフェーズ技術というのは謎です。あんなに近くでこちゃこちゃやっていたら、はずみで被験者に当たってしまって(あるいは被験者が急に動いて当たってしまって)ばれてしまうんじゃないかと思いますが。それに、かなり大きな装置をつけられている人もいましたが、いくら見えなくても重さや、何か他のものに当たって、わかると思うな。それとも、ラフォージとロー・ラレンのときのように、物質と干渉しない状態だったんでしょうか?(それなら、なぜ頭に装着できる??)

ちなみに、フェイザーも(名前や効力からすると)似たような技術なんですかね。


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