実態と名称があっていないことで有名なのは光子魚雷であるが、ワープコアという言い方もずいぶん気になる。ワープコアといっても別に直接ワープに関係するワープバブル発生装置でも何でもなく、実際は物質反物質反応炉にすぎない。上から来る物質流と下から来る反物質流をダイリチウム結晶表面で反応させ、強力なプラズマ流を左右に送っているだけなのである。ちなみに、この反応炉に異常があったときは即座に船外に投棄するシステムが船には組み込まれており、時折この「ワープコア排出シーケンス」起動の場面が出てくる。同時に反物質タンク（機関部の一番下のデッキに配置されている）も切り離されるようだ。

もう一つ、いつも気になっているものに作戦室における着座位置がある。以前はあのシーンを見てピカード艦長がいつも座る席の後ろの扉がブリッジにつながるとばっかりおもっていた。しかし、実はあの先にはターボリフトしかないのである。ブリッジにつながる廊下は反対側の扉の先にある。確かに、ブリッジの艦長席から見て左前方は艦長の控え室で右後方が作戦室につながるのであるから、作戦室はブリッジと同じレベルのしかも右舷にあるというのは当然なのだがどうも勘違いしていた。（ただ、星の流れが右から左だったような気が．．．思い違いか？）
いずれにせよ、よく考えてみると入り口から見て奥の方が上座だからそこに艦長が座るというのはよくわかるのだが、そこがターボリフト（だけ）にもつながっているというのがしっくりこない。

ところで、ブリッジから作戦室につながる扉のすぐ左、いつも陰に隠れているところに実はブリッジクルー用のトイレがあるのをご存じだろうか？私はこれをCD-ROM版のTechnical Manualで見つけてびっくりした。（あって当然なのだが。）そういえば、トイレ以外にすぐバスのことが思いつくのだが、バークレーのイントロンウィルスの騒ぎの際にトロイの居室のバスルームが写るのだが、あのときはトイレが見あたらなかった。いったいどこにあるのだろう？