発展途上の知的生命体に対する不干渉の原則は基本的に納得できるものである(地球にくるエイリアンも、だからコンタクトしてこないのか(^^;))が、心情的なものを抜きにしても論理的に納得しがたい所もある。
日本には「村八分」という言葉があるが、では残った二分はなにかというと「火事」と「葬式」である。村八分にあった村人であろうとも、その家から火が出たときの消火は村中みんなで行うし、その人が死んだときだけはみんなで葬式をあげてあげる。火事はその人の家だけでは収まらず隣家、村中をおそう可能性が高いし、死んでしまえば村八分もないからということであろう。
同じようなことが艦隊の理念でもいえるのではないか。現在の不干渉の原則は無条件でいかなる時にも基本的には適用される(自船に重大な危険が及ぶ恐れがあるときや、回避することが物理的に不可能で干渉してしまう以外にほかの選択肢がなかったときという例外はあり、ケースバイケースで処理されているようだが)ことになっているが、
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