フェイザー

(1997/9/19初出、10/24,12/12追加)

PHASed Energy Rectification(位相エネルギー整流)。亜光速粒子(タージオン)の位相を転換することのできるビームで、生物にショックを与えたり物質を加熱することから、一瞬のうちに素粒子に分解することまで可能。

惑星連邦の制式兵器で、個人携帯用のフェイザー銃、宇宙船に搭載されたフェイザー砲等で使用されている。

フェイザービームの発生原理上連続放射ができないため、発射後横なぎにするような射撃方法はとれず、従来の照準方法を使用する必要がある。


フェイザーはどうも単に対象に対してエネルギーを与えるビームではないというのは上記の通りだが、エネルギービームに対する定量的表現がいくつかでている。確かいずれも戦術コンソールについているウォーフ大尉の発言だったはずなので、できれば調べてみるつもり。(「今の攻撃は〜ギガジュールでした。被害は特にありません。」というような報告を聞いた憶えがある。)


エンタープライズDには砲塔はいくつかある。通常使用されているのが円盤部上下にそれぞれ円周上に配置されているもので、それぞれ12アレーから構成されている。円盤部はこれ以外に側方用に2アレー配置されている。これに対し機関部はその形状から配置個所が複雑で、戦闘ブリッジ後方、船体下部、船体側面後方、後部にそれぞれある。いずれにしても射界に死角がないように配置されているのがよくわかる。

1アレーは200の放出セグメントからなり、1セグメントの出力は(タイプXなので)5.1メガワット(毎秒5.1メガジュール)である。(ちなみに、携帯用のタイプIIの出力が10キロワット(たったの100ワット電球100個分!))


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