バビロン5、第5シーズン以後の歴史(長い時間の視点で)
「実録シェリダン司令官」より
一部最終話のネタを含むため、その部分は文字を白くしています。
2261年
第4シーズンの時代。シャドウ戦争の終結。
2262年
第5シーズン。1月2日にISNの番組「Night side」内で内戦やシェリダンを振り返る討論会がある。地球はシェリダン派と旧クラーク派(反シェリダン派)に分かれている。(名称については仮称。番組内で言及されているわけではない。)前者は惑星間同盟を肯定、後者は…。なお、今年は選挙の年でもあった。
この年(設立初年度)に大勢の犠牲者を出しながら、同盟は持ちこたえた。その事件は、どうやらテレパスのコロニーが事件を引き起こしたらしい。起きたのは2262年後半らしい。(この事件の影響で後にテレパス戦争が勃発。)ガリバルディがテロリスト(反乱を起こしたテレパス?)に捕らえられ、シェリダンが要求を拒否する映像、そしてその後人質のガリバルディがテロリストにPPGを向けられた様子が記録に残っている。(時代は不明だがシェリダンとデレンの息子が関係した事件というのもあったらしい。これから百年以内。)
2282年頃
20年の寿命がつきかけ、シェリダンは死に場所を探しホワイトスターで星へ帰ろうとするが、そこへロリエンが迎えに来くのだった。また、バビロン5はその役目を終えこの年爆破廃棄される。
2362年1月2日
惑星間同盟設立100年記念としてISNで特別討論番組。ここまで百年の平和が保たれたらしい。シェリダンを中傷する出演者を諌めるため、隠遁した老いたデレンがスタジオに登場。
2762年1月2日
地球政府の軍のラボで、ホログラフィック記録の偽造が行われようとしていた。登場人物は、シェリダン大統領、デレン大使、ガリバルディ、ドクターフランクリン。この偽造記録の理由は、地球が惑星間同盟から脱退するのを正当化するためのプロパガンダのため。ホログラム技術者は、惑星間同盟加盟後の100年で宇宙社会における地球人の地位が低下し、独自性を失ったため脱退すると自己を正当化しようとする。しかし実態は地球は二つの勢力に分かれており、惑星間同盟についた相手方のコロニーを奪還し、国の領土を拡大するために外宇宙コロニーと地球の敵対勢力を攻撃するための地球政府側の作戦の一部だった。
その作戦では、1時間後にコロニーと地球の敵対勢力の民間施設を同時に攻撃し、犠牲者は2000万人と見込んでいた。しかしながら、ホログラムとして再生されたガリバルディが技術者の裏をかいてその会話を敵方に流し、逆に敵方は非人道的な地球政府側の軍事基地を狙って先制攻撃することになる。(このホログラム作業は軍事基地内で行われていた。)ここに勃発した内戦は後にグレート・バーンと呼ばれる大戦争となり、地球上の大地、大気、都市、海を焼き尽くし、地球のテクノロジーも失われることになる。
3262年1月2日
荒廃した地球では、修道士会のような組織が失われた知識の収集・保存を行っていた。地球人は無知で迷信深くなっており、グレート・バーンで失われたものは大きかった。残ったものもほとんどは口承伝達の知識だった。修道士会の最高組織はローマ(現在のローマかどうかは不明)にある。
ここで映し出されたこの記録は複数のビデオカメラで撮影されており、左下にカメラナンバーが出ている。グレート・バーン後にまとめられている聖典には、聖ロリエン、聖シェリダン、勇者イワノヴァ、賢者デレンなどが記録されている。
デレン3世の予言によればアンラショク(レンジャー)が地球に再び現れ、シェリダンと同盟の築きあげたものを再建するという。実はこの記録の登場人物の修道士は、アルウィン・マコンバーというレンジャーで、地球再建のために派遣されていたのだった。
現在(百万年後)
人類は次の段階に進化した。最後に地球に残った人物はシェリダンたちのこれまでの百万年の記録をまとめ、祝賀行事のために宇宙に送り出した。そして太陽は新星化する。その未来の地球人いわく、「これが世界の終わりだ。飲み込まれる先は炎であって暗闇ではない。あなたがた(シェリダンやデレンなど)はわれわれの祖先や父や母の声とともに最後の世代まで生き続ける。われわれはあなた方が望んだ世界を作った。今こそそのゆりかごを離れるときなのだ。」
その人物は光と化し、ヴォーロンの環境スーツのようなものの中に入った。そして、太陽が超新星化する直前に船はジャンプゲートへ吸い込まれていった。(船腹にはレンジャーのマーク?)
本エピソードの最後に、
最後にシェリダンの言葉。「バビロンプロジェクトが失敗に終わると予想した人々に捧ぐ。信念が道を開く。」
●戻る | (C)2004 KAMEYAMA, Naoto |