KaleidoscopeやKineticonは入れないけれど…
ルックアンドフィールのカスタマイズ

見た目よ、見た目!

 デスクトップそのものは、以前はDecor(シェアウエア。Decor(作者のサイト内))を登録して使っていました。というのも、昔はデスクトップピクチャなどというOS標準の機能やpandomural.gifPandoMuralPanda Systems内)といった使いやすいフリーウエアなどなく、選択肢が限られていたからです。それに、決まった時間にデスクトップを差し換えるなど今でも優れた機能を提供してくれます。でもMacOS8.1にしている現在はできるだけコンフリクトの危険性を減らすため純正のコントロールパネルを使っており、さらに実際には標準画面にしていることが多いです。画面が見にくいので。

 ウィンドウ内のアイコンの背景はシェアウェアのwindowmonkey.gifWindowMonkey(ベクター内。本家はTiger Technologies)で決まりです。最初は動物だのテクスチャーだの色々とトリッキーな装飾をしていましたが、結局現在はボリュームごとに色を変えることでどのボリュームのフォルダが開いているか一目でわかるようにしてあります。

 メニューバーにもこだわりました。これもシェアウエアのmenuette.gifMenuette(ベクター内のMenuette。本家はTiger Technologies)ですが、これでメニューバーの文字を見にアイコン表示にしています。ですから、メニューバーには時計以外には文字がありません。(メニューを開いていないときは、ですが。)もともとは画面の狭いColor Classic II用に、何文字もあるメニューの代わりにアイコンひとつにすることで横幅を節約しようと使い始めたのですが、いまではデスクトップ全体の装飾(ファイル/フォルダ名以外はすべてアイコン表示されている)に一役買っています。

 そして最後はポップアップウィンドウ。普段よくアクセスするアプリケーションやデータのうち、ドラッグ&ドロップすることがあるものをここに入れてしまっています。ただし、外にあるデータをこの中にドラッグしようとするとやけに開き方が遅いのでフリーウェアのPoppetを使ってさっと開くようにしてます。邪魔にならないランチャーにもなっていますのでとても快適です。それに、マックはウィンドウを最大に広げても普通は画面下数ピクセル分あけてくれますので、どんなアプリケーションを使っていてもこのフォルダにワンタッチでアクセスできるんです。ただ、たまにこのウィンドウは誤操作等で消えてなくなってしまいます(閉じられてしまう)のですぐに元に戻せるように別の場所にそのフォルダのエイリアスを準備してあります。(というのも、階層の深いフォルダもここに開いてあるので、一度閉じられてしまうとそのフォルダをボリュームのルートから探すのが大変なのです)

狭い画面の有効活用

 昔は(特にColor Classic IIを使っていたときは)Virtual Desktop(下記参照)を使っていました。でも今は後述のApplWindows(下記参照。私のキーコンビネーションは、Control+Comman+Clickでプロセスメニュー表示)かLiteSwitch-J(Command-Tabでアプリケーション切り替え)でアプリケーションをわたり歩きしています。 それからもうひとつ、開く/保存ダイアログの時に手軽にフォルダを指定するために、前述のWindowMonkeyを使っています。開く/保存ダイアログが出てからデスクトップに出ているフォルダをクリックするだけでそのフォルダをターゲットにできるのです。この機能はおまけのはずなのですが、けっこう実用的です。知らないでWindowMonkeyレジストして使い始めて気付き、重宝しています。

いまだに直っていないメニューの変な画面

 マックの日本語化はほとんど完全ですが、ひとつだけ変なところが昔から残っています。メニューの表示などで、例えばOpenのところが、Openノ(実際には、このノは半角)とかになってしまっているのです。これは本来Open...のはずですが、この...がくせもので、英語のフォントでは1文字であらわせるのです。「.」が3つなのではなく。そしてそのフォントは日本語では半角カタカナと同じ割り当てなんです。そのため回避策がなく?いまだに変な表示になっているというわけです。これを解決するには特定のメニューフォントを英語フォントではなく日本語フォントに変えてやる必要があり、昔私はFontPatchin'(下記参照)を愛用していました。画面表示されるすべてのフォントについて、フォント割当を細かく変更できるというフリーウェアです。英語版のソフトを使うときなど非常に重宝していたのですが、私の環境ではなにかとこれがコンフリクトを起こしてしまい不安定になったので、同じく昔からあるnomemobusters.gifNoMeMo Bustersに切り替えました。これで表示は完璧です。

fontpatchin.gifFontPatchin'2.2mirror1,mirror2,mirror3,mirror4
作者のサイトFontPatchin'3もありますが、2.2の開発はすでに終了しています。 MacOS8.5用にはパッチが必要です。
あてると2.2.1になります。

ランチャー

 ランチャーとしてはアップルメニュー(アプリケーションをただ立ち上げるだけのものはアプリケーションフォルダのエイリアスをアップルメニューに放り込んである。ただし、OS標準のものはバグがあり、他のボリュームを参照すると変になるので、シェアウェアのbehierarchic.gifBeHierarchic 4.1.1BeHierarchic World Wide Home内))、ポップアップウィンドウ、AppleScriptをOSA Menu(下記参照)でメニューから起動できるようにしたもの(メニューバーからアップルスクリプトが動かせるOSA Menuを利用してランチャーがわりにしているのは、ややこしいやつだけです。ppp接続してからメーラーを起動するとか。)を組み合わせ使っています。

osamenu.gifOSA Menu
Mac OS 8以降ではCD-ROMの中に入っているようです。「Mac OS 特別付録」フォルダ内の「AppleScript Extras」に入っている「OSA Menu」スクリプトメニュー機能拡張がそれです。(AppleのTILより。) 作者のホームページ(Leonard Rosenthol's Home Page)もあります。
さらに…sandi.gifSandi's Addition menuevents.gifMenu Events
これまでApplescriptはFinder内での操作には役立つものの、スクリプタブルでないアプリケーションなどには無力だと思っていました。ところが、Sandi's AdditionとMenu Eventsのふたつがあると、どんなアプリケーションの中でもかなりのことができるのがわかりました。
Sandi's Additionは、キーボードからの入力に代わってスクリプトからタイプできます。その際、コマンドキーを押しながら、ということも指示できるのです。つまり、たいていのアプリケーションでのコマンド+N=新規ファイル作成もスクリプト側から指示できるわけです。また、画面上の位置は指示する必要がありますが、クリックを命令にできます。これで普段ならスクリプトに反応しないボタンを押すこともできるわけです。
Menu Eventsのほうは、メニュー経由の操作がスクリプトからできるようになります。メニューに出てさえいればスクリプタブルも同然で、これも応用範囲が広いです。

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