P2000の華麗なる変身
P2000は電源が弱いようで、うちのマシンもとうとう購入後3年7か月にして電源が入らなくなってしまいました。同様の故障は何例も報告されているようです。
そこで、AOpenのKF48Cを3,500円で購入し、P2000の「内臓」をすべてこちらに移植することにしました。マザーボード(+モデムボード、ビデオキャプチャボード)、ハードディスク、CD-ROMすべてです。
このケースはミドルタワーで、元のケースよりふた周りくらい大きくなった感じですが、そのおかげで収納力はアップしました。ただ、右の写真のとおりCD-ROMのところは収まりが悪くかなり不恰好です。
接続等も大体はうまくいきましたが、移植の際問題がいくつかでました。
- 音が出ない。 スピーカーはつないでいるし、音量も上げてあるし、デバイスマネージャで見ても特に異常はなし。ウィンドウズ自身は音を鳴らしているつもりらしく、画面上ではMediaPlayerが順調に動きますが、とにかく音が出ませんでした。 …これは単なるケーブルの接続ミスでした。P2000の前面端子につながっていたケーブル(サウンド関係とUSB)のうちサウンド関係をちゃんとマザーボードにつないでおかなければ音が出ない仕様のようですが、このケーブルを接続する端子は、実はPCIスロットの背面側にあります。(中央の写真で言うとマザーボードの左下あたり、PCIボードに隠れたところです。)ところが私は先にPCIボード2枚をさしてからケーブルの接続を始めたのでそれを見落とし、間違って別のところにケーブルをさしていたのでした。このケーブルを正しい位置にさしたところ、何事もなかったかのように音が出るようになりました。オソマツ。
- CD-ROMドライブがうまくつけられない。 薄型のドライブなので、買ったケースにうまく収納できませんでした。はじめのうちは開けたドライブベイから顔だけ情けなく出したままで固定せずに使っていました。 …こちらはJustyの薄型CD5インチベイマウンターキットというのを1,470円で買ってきて、これ経由で取り付けてみました。ケースへの収まりがいまいちだったのと、右の写真の通りフロントベイがまったく合わない(これは、もともとP2000のフロントが曲面のため)という情けない状況です。まあ、一応取り付けてみたというだけですね。秋葉原で見てみるとDVDドライブでも4,000円台であるようなので、そのうちその手のドライブを追加したいと思います。(今回買ったキットはちょっと高かったな、という感じです。1,000円以下で簡単なつくりのやつがきっとあると思ったのに…時間がなくて見つけられませんでした。)
- ケースにはリセットスイッチやミニスピーカーがついていますが、接続先がわからない。 マザボのピンレイアウト説明があるといいのですが。それとも、単にP2000のマザボには接続部がないのかなぁ。もっとも、WindowsXPにしてからは、リセットスイッチの必要性があまりありませんけど。とりあえず、中央の写真のようにケースの底に放置です。
- P2000の本体前面にあったUSBやマイクなどのポートを収めるところがない。 これはケースを加工でもしない限り、どうしようもないですね。ただこれは、ドライブベイを利用して前面に端子を出す造作が1,680円で売られているのを秋葉原で見ましたので、これもそのうちそちらに変えようかと思います。これも当面は中央の写真のようにケースの底に放置です。
- 起動時に電源ファンエラーが出る。 これは既報ですね。F2で回避できますが、ちょっと面倒です。そこでちょっといじってやりました。(2008.9.15追記有り)
というわけで、それなりに快適に使えていますが、だんだんP2000とは言えなくなってきました。
さらに、2005年末にはフレッツヘの接続の準備を兼ねて(笑)、バルクのDVDスーパーマルチドライブ(LG GSA-4167B 4,622円に送料。)ライティングソフトつきを増設しました。というわけで、とうとう外見がこんな形に。
DVDドライブとCD-ROMドライブが付いたので、なにかと便利になりました。(2006.2.14追記)
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