Dynabook3020にDSL(インストール編)

ちょっと変則的なデュアルブート化をしました。

機体は東芝のDynaBook SS 3020。 Pentium300MHz、メモリ64MB、HDD6GB(ハードディスクはオリジナルから増設されている。)で、これまではそこにむりやりWindowsXP SP1を入れてました。 ちなみに、アップグレードすると起動しなくなるのでSP2にはしていません。

ハードディスクが手狭になってきたのと、DSLも入れたくなったので、20GBのハードディスクを調達してきました。手持ちのPCカードではDSL上の無線LANがうまくいかないのと、DSLではTrueCryptが使えないのもWindowsを残す理由のひとつです。家電量販店の店頭ではこの手のスペックのものは見あたらなくなっているので、ネットで通販。送料込みで3,500円程度。ただし、8.5ミリのものは見当たらなかったので、なくなく9ミリのものです。分厚くなったため、換装時にはハードケースをくるんでいたアルミホイルのようなものははがさなくてはいけませんでした。とりあえず紙でくるんで入れていますが、夏場の熱劣化がちょっと心配です。

さて、まずはいつもの様にノート用のハードディスクを変換ケーブル(例:ATAPI(IDE) - USB 変換ケーブル)経由で母艦のUSBにつなぎ、母艦を DSLのCD-ROMで起動して/dev/sda1にハードディスクインストールします。その際、/dev/sda2(WindowsXP用),/dev/sda3(スワップ用)も作っておきます。接続デバイスが/dev/sda扱いなので、/boot/grub/menu.lstを/dev/hdaに書き換えます。/etc/fstabも同様に書き換えます。

これをノートに戻して起動します。このままではまだスワップがないので#mkswap /dev/sda3し#swaponします。これでこころおきなくアプリケーションが起動できます。なにせ本体メモリが64MBなので。メモリが64MBでも日本語化されたDSLの起動には支障がありませんが、Firefoxなどを立ち上げようとすると破綻します。Xはxsetup.shでxfbufに変更します。後は使い勝手がいいように適切にカスタマイズしていきます。(キャップスロックとコントロールキーのスワップ、IMEのキーバインド変更、emacsとnavi2chのインストール等々。#apt-get update #apt-get install -fなども。)

次はWindowsXPに着手します。ライセンス的に問題のない、もともとこのマシンで使っていたものを移植していきます。今度はフ リーのPartition Managerを使ってみたかったので母艦をWindowsXPで立ち上げます。qtpartedみたいな感じのソフトです。先ほど作っておいた/dev/sda2に、以前の6GBのWindowsXPパーティションをそのままコピーします。コピー後/dev/sda2のルートにあるboot.ini(WindowsXPの起動用初期ファイル)の中で、partitionのところを1->2に変更します。今コピーされたパーティションの中に入っているはずですね。パーティションのフォーマットによっては、ファイルのアクセスに手こずるかもしれませんが、私の場合はもともとFATだったので、DSL側から/dev/sda2をマウントし、さっさと$vi /mnt/sda2/boot.iniでオーケーでした。こ の書き替えは、もともと6GBだったときは第一パーティションで運用していたのに、今回はそれを無理矢理第二パーティション(/dev/sda2,ノートに戻したときは/dev/hda2)にコピーしたからです。また、20GBのハードディスクはDSLをインストールしたときにgrubがMBR(と、ステージ2は/dev/sda1の第一パーティション)に入っていますから、この/dev/sda1の中の/boot/grub/menu.lstの中でwindows関係のエントリを復活させておきます。

ちょっと文字だけでわかりにくいですが、とりあえずこんな感じです。
時間があれば図を付け加えたいと思います。

Damn Small Linux | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

icons:

Trackbacks