Tiny Core Linux 3.6で簡易日本語表示

Tiny Core Linux 3.6が出たので、久しぶりに使ってみました。
オリジナルのままでは日本語が表示できないので、少々いじります。
インターネットにつながっていることが前提です。
まず、Appsを使ってブラウザをインストールします。今回はchromiumにしてみました。
chomium.png

次に、そのブラウザを使ってIPAフォントをインストールします。

一番下の同意する/Acceptボタンを押すとフォントへのリンクページになります。ダウンロードが終わったらフォントを展開し、リネームします。(フォントのファイル名や、展開されるフォルダ名は適切なものに修正してください。なお、最終的に置くフォルダは、以下のようにユーザーディレクトリの中に自分で.fontsというディレクトリを作ればOK)たとえば、

>unzip IPAexfont00103.zip
>mv IPAexfont00103 /home/tc/.fonts

done.png(ちなみに上記イメージは、すでにフォントをインストールしてしまっているのでブラウザ内で日本語が表示されていますが、実際はフォントインストールが終わるまでは文字化けします。)

これで、ブラウザを立ち上げれば日本語サイトも表示できるようになります。
font.png

なお、日本語入力はどうするんだ!と思いますが、これはAjax IMESumibi.orgを利用させてもらいましょう。ただし、tc3.6のchromiumでは上記サイトが機能しませんでしたので、firefoxのインストールをお勧めします。(firefoxならアドビのサイトからflashplayerのtar.gz版をダウンロードしてきて~/.mozilla/pluginsフォルダに展開した.soファイルを入れればflashが見られるのもうれしい。)

最後に、ずいぶん面倒だなぁと思う方は、有志が日本語化していらっしゃいますので(同ブログ)素直にそちらを利用しましょう。
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FMV BIBLO MF/33で遊ぶ(その4)

FMV BIBLO MF/33には現在Debian GNU/Linuxしか入っていないので、ちょっとパーティションをいじって1GBばかり他のディストリビューション用にスペースを確保することにしました。

とはいっても、起動中のハードディスクからではパーティション操作ができないので、USBフラッシュメモリへDamnSmallLinuxの最新版を久しぶりにfrugalインストール。しかしやってみるとDSLのpartedパッケージではext3が扱えないので、そこへさらにTinyCoreLinuxをインストールし、ネットワーク越しにgpartedをインストールしてやっと操作できるようになりました。

TCのほうもpartedでやろうとするとext3操作はいろいろエラーが出るので、メモリが足りなくなりそうでひやひやしながらのgparted作業でした。でもなんとか64MBで完了。(当然スワップも#swapoff -aだったので。)
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FMV BIBLO MF/33で遊ぶ

最近入手したFMV BIBLO MF/33は、本来あるべき付属品であるフロッピーディスクドライブやCD-ROMドライブが紛失しており、本体と電源コードのみでした。メモリは64MB、ハードディスクは6GBで、そこにWindows98とWindows2000がデュアルブートとなるようセットされていました。

一応別途有線と無線のLANカードを準備し、Windows2000からはどちらを使ってもネットワークが使えるようにできましたが、メモリが少ないため動作が遅い。またWindows98の方はドライバの問題が解決せずネットワークが使えません。そこで今回はこのマシンへのlinux導入を考えました。

最大の問題はブートデバイスで、このノートパソコンのBIOSから起動できるのは内蔵ハードディスクか付属品のフロッピーディスクドライブのみ。このままでは身動きが取れないので、USBからブートできるように、まずはMBRをいじることにしました。
P1030797.JPG

このマシンのようにBIOSが直接USBを起動できないとき、これまでPLoPブートマネージャーを利用して成功していたので、今回も同様の案を採用です。PLoPはいくつかの方法でMBRにインストールできるはずなのですが、MS-DOSプロンプト、NTローダーからのインストールはいずれも失敗したため、grub4dos経由で当該インストーラーをカーネルとして指定して起動し、PLoPのインストールに成功しました。

次にunetbootinを利用して、とりあえずtinycoreのディスクをUSBに作成し、セットした状態でPLoPからUSBを呼び出してみると、USBメモリ上のsyslinuxを読み込むところまでは行きましたが、そこで止まってしまいます。そこで最新のsyslinuxとmenu.c32を持ってきて、特にsyslinuxは-sオプションをつけてインストールしなおしたところ、今度はブートに成功しました。
P1030798.JPG
P1030799.JPG
但し、何回かに一回は読み込みの途中でフリーズします。気長に起動させるのがコツのようです。とにかく、電源を入れてから1分半くらいでlinuxのカーネル展開スタート(つまり、カーネルや初期RAMディスクの読み込み完了)までたどり着きます。そこまで行けばあとはOKでした。
P1030800.JPG
P1030801.JPG
(上記写真は、syslinux.cfgを編集し、起動時のカーネルパラメーターにvga=787を追加して解像度を800x600に変えてあります。)

参考サイト
http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/
http://wikiwiki.jp/disklessfun/

現時点での課題は、どちらかというとtinycoreの設定に関する課題ですが、無線LANが使えないことです。但し、有線LANは使えますので、tinycoreの肝であるtceなどのレポジトリへのアクセスは可能です。もちろん上記テストでは本家のCD-ROMイメージですので、日本語の表示・入力ができないという根本的な問題があります。
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